地球惑星科学専攻 地球科学輻合部特別講演会

日時:
2010年5月21日(金曜日)10時00分〜11時30分

場所:
京都大学理学部1号館5階563号室

題目:
"Varves: A Traditional Chronometer in Modern Lake Sediment Research"
(年縞:骨董品の時計が近代的湖沼堆積物研究の中で光る)

講演者:
Dr. Achim Brauer
ポツダム地球科学研究所

内容紹介:
ドイツ・ポツダムの地球科学研究古気候学部門は過去20年以上にわたって、湖の年縞堆積物を用いた古気候と年代学の研究において世界の先端を走り続けてきた。ミリメートル以下の精密さで堆積構造を解析してゆく手法は一見地味ではあるが、年単位ないし季節単位でもたらされる高分解能の古気候情報は真に貴重なものであり、他の手法で代用することが難しい。ハンマーをカミソリに持ち替えた第一人者による、研究の現場からの報告。

講演者 アヒム・ブラウアー:
ポツダム地球科学研究所古気候学部門長。1994年トリアー大学にてPhD。1999年ポツダム地球科学研究所研究員、2007年より現職。年縞堆積物の解析に関して誰もが認める第一人者。

問い合わせ先:竹村 惠二