地球惑星科学専攻 地球科学輻合部特別講演会 日時: 平成24年9月26日(水)15:00 〜 16:00 場所:京都大学 理学研究科1号館5階563号室 講演題名:レーザー干渉計を用いた地震・地殻変動の観測      〜地球内部から惑星探査まで〜 講演者:新谷昌人(東京大学地震研究所) 講演要旨:  レーザー光はふつうの光と異なり、波が非常に正確にそろった電磁波である。 レーザー干渉計はこの波長を正確な物差しとして使う方法で、精密計測、長さ 標準、通信などの分野で広く用いられている。固体地球観測では、レーザー はあまり一般的ではないが、地面の動きを幅広い時間・空間スケールで正確 に測定する目的にはレーザー干渉計が適している。また、光ファイバーを用いた レーザー計測は小型で耐環境性に優れ、月や惑星の内部構造探査を目的と した宇宙探査用地震計へ応用する研究をすすめている。  本講演では、レーザー干渉計を用いた地震や地殻変動の観測および惑星 探査地震計の開発状況などを紹介する。 問い合わせ先: 福田洋一