京都大学21世紀COEプログラム 活地球圏の変動解明 アジア・オセアニアから世界への発信

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K1b報告: 衛星回線によるITBとの遠隔講義を試行

2004年11月29日および12月13日の第4講時(2:45-4:15PM)に、学術情報メディアセンター・北館の3階セミ ナー室とバンドン工大の地球物理・気象学教室の講義室とを専用衛星回線で結び、KAGI21「活地球流体圏特論A」の一環として衛星講義が行われた。第1回は、J. Mathews 教授が「衛星リモートセンシング・入門編」を、第2回は余田教授が「Global Climate and its Variations」を講義し、バンドン工大ではそれぞれ約40-65名が参加者して活発な質疑応答が行われた。 KAGI21では2004年7月にバンドン工大で行ったサマースクールを次年度にも継続するが、その一部を衛星回線による遠隔講義としてITBに配信することを企画している。その予備実験の意味も含めて、今回2回の遠隔講義を試行した。今回は衛星回線の不具合の場合でも対応できるように、予め用意したパワーポイントファイルを事前にITBに送っておき、この内容に沿って講義が進められた。つまり、京大での講義に同期してITB側でPPT説明画面を表示操作した。 この遠隔講義には総務省が新ポストパートナーズ計画として推進しているアジア諸国との衛星回線を利用した。ITB電気教室のUtoro Sastrokusumo教授、M. Ridwan Effendi博士達は数年来、この事業を通じて日本との衛星回線接続の実験を行っており、今回のKAGI21の遠隔講義でもこの回線を使用した。なお、ITBにおける衛星回線の接続は社団法人・電波産業会の飯田光元氏が担当した。一方、京大側では学術情報メディアセンターの中村裕一教授、中村素典助教授から回線・映像装置の設営、セミナー室の配備などについて全面的な支援を得た。


第1回: Matthews 教授


第2回: 余田教授

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