京都大学21世紀COEプログラム 活地球圏の変動解明 アジア・オセアニアから世界への発信

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トピックス

武漢大学長がKAGI21オフィスを訪問(2005-3-24)

武漢大学のLiu Jingnan学長は、2005年3月23日(水)と24日(木)の両日、京都に滞在し、KAGI21オフィスを訪問したほか、尾池和夫 京大総長を表敬訪問した。 今回のLiu学長の京都訪問は、昨年4月に余田成男・竹本修三・津田敏隆教授が武漢大学を表敬訪問したのに応える形で実現したものであり、Liu学長の教え子である京大防災研究所のXu Peiliang 博士が連絡調整の任にあたった。
Liu学長は、3月23日午後、京都に到着し、京大会館で休息をとった後、KAGI21主催の歓迎晩餐会に出席し、KAGI21メンバーと親しく懇談した。翌3月24日には、午前中にKAGI21オフィスを訪問し、余田代表からKAGI21の活動について詳しい説明を受けた。その後、地下共同会議室で開催されたKAGI21の主要メンバーとの会合に臨み、2005年11月8-11日に武漢市で開催予定の第3回活地球圏科学国際シンポジウムに関する打ち合わせを行った。 午後からは、竹本教授、余田教授とともに総長応接室を訪問し、尾池和夫 京大総長と会見した。この会見には、遠藤 隆 国際交流委員会委員長及び松本 紘 生存圏研究所長も同席した。3月24日は京大の卒業式の当日であったが、尾池総長は、京大と研究交流協定を締結している武漢大学の学長との会見のために、昼食をはさんで1時間50分の時間をとってくださった。

(2005-04-20)


写真1:天寅におけるKAGI2主催のLiu学長歓迎晩餐会(前 列左から2人目がLiu学長)(2005年3月23日)

写真2:KAGI21オフィスに於けるLiu学長と余田代表(2005年3月24日)

写真3:第3回活地球圏科学国際シンポジウムに関する打ち合わせ会終了後、理学部4号館玄関前にて記念撮影(2005年3月24日)

写真4:尾池京大総長に記念品を手渡すLiu学長(2005年3月24日)

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アデレイド大学にKAGI21 サテライトオフィスを開設

オーストラリアのアデレイド(Adelaide)大学の Robert A. Vincent 教授は2004年11月に同大学にKAGI21のサテライトオフィスを開設することに同意した。2006 年1-2月にオーストラリア北西部の熱帯域にあるDarwin市周辺でTWP-ICE(Tropical Warm Pool International Cloud Experiment)と呼ばれる、航空機、気球、地上観測、衛星を複合した雲活動に関する国際観測キャンペーンが実施される予定である。11 月15-19 日に開催されたTWP-ICE 計画会議に参加した津田および塩谷がVincent 教授とオフィス開設について会談し、その役割としてオーストラリアでの現地研究の調整、また観測データ収集配信のコアと位置付けた。 KAGI21 ではアジア・オセアニアの4 ヶ所(中国、タイ、インドネシア、オーストラリア)にサテライトオフィスを設置し、研究教育のノードすることを計画している。既に、2003 年10 月にインドネシアのバンドン工大、2004 年7 月にタイのチュラロンコン大にオフィスを設置し、前者は国際サマースクール開催、後者は現地観測・セミナーの海外拠点となっている。さらに、中国の武漢にある大学・研究所とは2005 年11 月に国際シンポジウムを共同主催すべく協力を進めている。今回のアデレイド大学のサテライトオフィス設置により、当初の計画通り4 ヶ所でのオフィス活動が開始された。 なお、Vincent 教授はKAGI21の評価委員であり、2003 年のKick-offシンポジウムで基調講演を行った。また、中国武漢大の客員教授でもあり、来年の国際シンポジウムへも貢献したいと言っている。

(2005-01-21)


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ITBの研究者が赤道大気レーダーを見学

2004年9月30日〜10月2日にバンドン工大の教員・学生が西スマトラ州のブキティンギ市郊外にある赤道大気レーダー(EAR: Equatorial Atmosphere Radar)観測施設を訪問し、種々の大気観測装置を見学した。参加したのは地球物理・気象学教室より Tri Wahyu Hadi 講師等4名、および電気工学教室よりUtoro Sastrokusumo教授、M. Ridwan Effendi博士達6名の合計10名である。なお、電気工学教室は衛星回線を用いた遠隔講義についてKAGI21に積極的に協力している。 KAGI21では2004年7月にバンドン工大でサマースクールを開催したが、その一環としてEAR観測所およびジョグジャカルタの火山調査所の巡検を行った。しかし、巡検参加者数に制限があったため、主にインドネシア以外の国、あるいはインドネシア人ではバンドン以外からのスクール参加者を優先した。これを補うために今回の見学会を実施した。 見学当日には、特定領域「赤道大気上下結合」に関する研究のためにEAR観測所に滞在していた京都大学情報学研究科の佐藤亨教授、ならびに同生存圏研究所の橋口浩之助教授等がEARシステムの観測原理や主な研究成果について詳しく説明した。ITBの研究者からはEARによる大気観測に関する共同研究等について活発な議論がなされた。

(2005-01-21)


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笹尾研究科長、バンドンKAGIオフィスを訪問

笹尾登理学研究科長と竹本修三教授は、2005年1月8日から11日の日程でインドネシア を訪問し、バンドンKAGI21オフィスのほか、東南アジア研究所ジャカルタ事務所及びイ ンドネシア国立測量及び地図調整機構 (BAKOSURTANAL)を訪問した。

笹尾研究科長と竹本教授は、まず、1月9日の午前中に、東南アジア研究所ジャカルタ 事務所を訪問し、浦野真理子現地駐在員から同事務所の最近の活動状況について説明を 受けた後、事務所内の諸設備を視察した。次に、1月9日の午後からバンドン工科大学 内のKAGIオフィスを訪問し、現地職員のAyuさんとIvonne M. Radjawane博士の案内で KAGI21オフィス、講義室及び計算機トレーニング室を視察した後、夜は、Sri Widiyanntoro学科長及び Tri W. Hadi博士を交えて夕食を共にした。その席で、笹尾研 究科長から現地スタッフに、第2回KAGIサマースクールへの協力要請と激励があり、現 地スタッフからは、研究科長の期待に応えるべく努力するとの決意が述べられた。

1月10日は、インドネシア国立測量及び地図調整機構 (BAKOSURTANAL)を訪問し、「イン ドネシアにおける精密重力測定」についての部局間学術交流協定の調印式を行ったほか 、 BAKOSURTANALが新設した重力観測室を視察した。

(2005-01-16)


写真1: 東南アジア研究所ジャカルタ事務所を訪問した笹尾研究科長(中央)と竹本教 授(左)。右端は浦野真理子現地駐在員。


写真2: Ivonne M. Radjawane博士の案内でバンドンKAGI21オフィスの計算機トレーニ ング室を視察する笹尾研究科長。


写真3: 部局間学術交流協定書に署名する笹尾研究科長(左)とRW. Matindas BAKOSURTANAL所長。

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余田代表ら武漢の中国科学院・測量及び地球物理研究所を訪問

2004年1月4日から6日まで、当プロジェクト代表の余田成男教授と福田洋一助教授が 中国の武漢市にある中国科学院・測量及び地球物理研究所を訪問し、本年11月に同研 究所で開催が予定されている第3回KAGI21国際シンポジウム(3rd KAGI21 International Symposium, Wuhan 2005)について打合せを行いました。

(2005-01-10)


写真1: 左よりSun He-Ping教授、余田、Hsu Houtse教授、福田(2005年1月5日)


写真2: 予定されているシンポジウムの会場

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尾池総長KAGI21サマースクール開催中のインドネシアを訪問

バンドン(インドネシア)で開催中のKAGI21サマースクール 中間日の7月17日(土)に "International Seminar on the Active Geosphere" が開催された。開会式の模様は、衛星回線を通じて学術情報メ ディアセンターに送られ、余田代表、尾池総長、バンドン工大副学 長の挨拶は京大会場でも見ることができた(写真1および写真2)。
また、京大側から送信された入倉副学長らの挨拶はバンドン工大の会場で見ることができた。 夜のバンケットでは、尾池総長が挨拶(写真3)のあと、即興で「ブンガワンソロ」の歌を 披露して喝采をあびた。

(2004-07-22)

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写真1:京大会場の様子

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写真2:学術情報メディアセンターのスクリーンに映し出された尾池総長

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写真3:バンケットで挨拶する尾池総長

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平成16年度地球惑星科学専攻KAGI21関連講義説明会

地球惑星科学専攻では、本年度より21世紀COEプログラムとリンクさせて、 修士課程の大学院生を対象に新しい授業を開講することになりました。 地球惑星科学の各分野を横断した幅広い基礎知識を身につけて、 専門家としての研究に役立ててほしいと考えての新授業です。

その説明会を4月7日(水)13時30分より14時30分まで、 理学部2号館第1講義室で行いました。 新入生のほとんどが参加し、盛会裏に終わりました。

写真は、説明会の様子

(2004-05-14)

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ソウル国立大BK21視察団来学

2004年2月3日、ソウル国立大のBK21視察団(すでに始まっている韓国版COE21;Kuh Kim 海洋学教授代表) と本学の尾池総長、金田副学長が会談し、当プログラムの余田、淡路両メンバーもまじえて、 両国におけるこれからの大学改革やそのCOE活動との関連について意見交換がなされました。

(2004-02-04)

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第1回活地球圏国際シンポジウム報告

第1回活地球圏国際シンポジウムを2003年12月16日(火)・17日(水)の両日、 京都市国際交流会館で開催した。我々と関連の深い海外からの招待者18名を含め、 150名ちかい参加者があった。21の招待講演を中心にそれぞれの研究交流を行い、 学際的な活地球圏科学の現状把握と本COEプログラム推進のための具体的方策について議論した。 また、COE研究員・RAを中心としたポスターセッションを開いて、 若手研究者の国際的な研究交流を図った。

■ シンポジウムのプログラムと講演要旨は こちらをご覧下さい。 > > 国際会議
■ 各講演者の写真及び集合写真はこちらに掲載しました。 > > Picture gallery
(別ウィンドウで表示します)

(2004-01-14)

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「我らの先輩、森本信男京都大名誉教授が学士院会員に選出される」

日本学士院(長倉三郎院長)は12日の総会で、岩崎俊一・東北工業大学長ら6人を 新会員に選んだ。会員数は定数150人に対し、第1部(人文科学)64人、 第2部(自然科学)75人の計139人となった。会員には終身年金250万円が支給される。 新会員と主な業績は次の通り。(敬称略)【横井信洋】
……
◇第2部(自然科学)
▽森本信男(もりもと・のぶお)大阪大・京都大名誉教授。鉱物学。地球の地殻・ マントルや月、いん石の重要な構成鉱物である輝石、斜長石、硫化鉱物の結晶構造の 解明で優れた研究を続け、世界をリードした。78歳。京都府。

2003年12月12日(金)
毎日新聞より(別ウィンドウで表示します)
http://210.173.172.17/news/selection/archive/200312/13/
20031213k0000m040051000c.html

写真は左より、淡路、北村、森本名誉教授、余田。
2003年12月15日、COE事務局にて。
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インドネシアのバンドン工科大学にサテライトオフィスを開設

COEリーダーの余田成男教授とバンドン工科大学 (Institute of Technology Bandung)の地球科学・鉱物学部長の Made Emmy Relawati Suparka 教授との間で「活地球圏」に関する共同研究、 国際教育プログラムに関する覚書(Letter of Agreement, LAO)が交換されました。
このLOAを受けて、2003年10月7-8日にバンドン工大の地球物理・気象学教室内にCOEサテライトオフィスが開設され、 今後、インドネシアにおける国際共同研究の拠点、 ならびに2004年7月に開催予定の国際教育プログラムの開催場所として、活用される予定です。

(2003-10-09)

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左から
Dr. Nanan Puspito
Dr. Wediyanto Kunchoro
Mr. Zadrach Dupe
津田敏隆代理
Prof. Dr. Made Emmy Relawati Suparka (地球科学・鉱物学部長)
Dr. Rudy Hermawan Karsaman (研究協力部長、Director of Partnership)
Dr. Dadang K. Mihardja (地球物理学・気象学教室主任)

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余田代表一行、インドネシア・タイを訪問

2003年8月19日から27日まで、当プロジェクト代表の余田成男教授が、竹本修三教授、津田敏隆教授、里村雄彦助教授らとともに、 インドネシア・バンドン工科大学と、タイ・チュラロンコン大学等を訪問し、 サテライトオフィス開設の為の交渉と現地調査を行いました。

■ 写真はこちらに掲載しました。 > > インドネシア・タイでのサテライトオフィス調査
(別ウィンドウで表示します)

(2003-09-12)

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