7月6日午前に伊達市議会「21世紀クラブ」(会長 舘市弘太)所属の議員6名が行政視察調査の一環として本学を訪 問されました。調査内容は「噴火湾周辺の海流メカニズム」ということで、海洋物理学研究室の淡路、石川が1時間半程度話をさせていただきました。当研究室で開発中の日本近海の現業解析・予測システムの説明を通して、海洋物理学が水産業、海運業、海洋環境対策などにおける基礎研究として重要な役割を果たしており、それに応えるだけの データセットを提供することが現状でも可能であることを紹介しました。その後、噴火湾周辺の海況モニタリングの可能性とその利用について議論を行い、行政の立場からは漁場管理や環境保全などのテーマが非 常に重要であり、また政策決定のために客観的なデータは非常に重要であるというコメントがありました。自治体の議員団が大学を訪問して話をするというのは非常に珍しいということでしたが、お互い有益な情報交換を行うことができ、今後のこのような機会が増えればと思います。