京都大学 大学院 理学研究科 地球惑星科学専攻、理学部 地球惑星科学系

MENUMENU

修士論文賞

地球惑星科学専攻では、平成22年度より、優秀な修士論文を顕彰することを目的として、当専攻(分野)の教員が修士論文と発表会の内容を総合的に評価し、地球惑星科学専攻修士論文賞を授与しています。 これまでの受賞者と論文表題は以下の通りです。

平成30年度受賞者

地球物理学教室

  • 秋山 静佳:衛星搭載二周波降水レーダを用いた海洋上温帯低気圧に伴う強い固体降水帯の解析
  • 三宅 雄紀:粘弾性媒質中での地震サイクルシミュレーション手法の開発
  • 柳瀬 友朗:高解像度放射対流平衡実験における積雲アンサンブルの統計的性質

地質学鉱物学教室

  • 河野 颯:星雲ガスの凝縮を模擬したFe-Mg-Si-O-S系での凝縮実験:GEMS形成環境の解明に向けて
  • 浅田祐馬:太陽風による宇宙風化を模擬したエンスタタイトへの水素イオン照射実験
  • 葛立恵一:高温低圧型変成帯における部分溶融岩中のジルコンの形成過程―領家帯三河地域及び小豆島讃岐東部地域の例―

写真:左から、重 尚一(准教授)/秋山静佳/
写真:左から、三宅雄紀/野田博之(准教授)
写真:左から、竹見哲也(准教授)/柳瀬友朗/
集合写真

写真:左から、浅田祐馬/土`山 明(教授)/河野 颯
写真:左から、河上哲生(准教授)/葛立恵一

秋山静佳さんのコメント

この度は修士論文賞をいただきまして,非常に光栄に思います.私の研究内容は衛星データの解析でしたが,はじめのころは,自分がやろうとしていることの位置づけや,扱っているデータ・解析手法に対する理解が浅く,解析があまりうまくいかない日々でした.しかしなんとか修士論文までまとめることができたのは,衛星観測や気象現象に関する先行研究に数多く触れつつ,その一方で地道にデータと向き合えたからだと思います.このように研究がすすめられたのも,指導教員の重先生をはじめとする物理気候学研究室の方々から親身にご指導いただけたおかげです.特に私は作業をしていると目の前しか見えなくなりがちですが,ときには物事を俯瞰してどこが重要か見極める力が必要だと実感しました.周りの方から意見をいただくことで初めて自分の持っている結果の面白さや重要性に気付き,研究の指針を得ることが非常に多かったです.多くの人に支えられてここまで研究をすることができました.深く感謝申し上げます.     

    

三宅雄紀さんのコメント

この度は修士論文賞を頂き、大変嬉しく思っております。このような評価を頂ける研究ができたのは、第一に指導教員である野田博之准教授の丁寧なご指導の賜物です。また、地震予知研究センターの先生方や学生、職員の方々には日頃から大変お世話になり、感謝の念が絶えません。修士課程で様々な経験をさせて頂いた身として、伝えておきたい後輩へのアドバイスが、「自分の研究発表についての感想を色々な人から聞く」ということです。先生方や学生の方々からそのような感想をいただく機会が多く、短時間の発表で研究内容を伝えることの難しさを知りました。試行錯誤するうちに、本当はたくさんある伝えたいことを、なるべく絞って簡潔にした方がかえって研究の面白さが伝わりやすいことに気付きました。大学院という、どんどんとフィードバックを受けられる恵まれた環境だからこそ、恥を捨てて色んな人の意見を聞くのが成長への近道だと感じた次第です。     

    

柳瀬友朗さんのコメント

修士論文賞をいただき誠に光栄に思います。指導教官の竹見哲也先生をはじめとする暴風雨・気象環境研究分野の皆様、貴重な助言をくださった学内外の先生方、また遠方から支えてくれた家族に深く感謝申し上げます。振り返ると、はじめは教科書や論文を読む時に「既に何がわかっているのか」という部分を追うことばかりに精一杯になってしまいがちでしたが、一方で徐々に「まだ何がわかっていないのか」という部分にもより注目すべきだと思うようになりました。自分が知りたいことに関して、まだ誰も知らないことが沢山あるというのは、なにより研究のモチベーションにもヒントにもなります。また、些細なことでも議論や相談の相手となってくれる方々に恵まれた研究生活でした。人と議論することは自分の考えや物事の解釈を言葉にまとめるきっかけになりましたし、素朴な疑問を解決したり一緒に考えることで物事の理解が深まったと思います。最後に、自分の研究テーマに関してまだまだわからないことだらけなので、修士論文賞を励みに今後も雲や対流・乱流の理解を深める面白い研究ができたらと思います。     

浅田祐馬さんのコメント

この度は、修士論文賞を頂き、大変嬉しく思っております。本研究がこのような評価を頂けたのも、指導教員の土`山明教授や瀧川晶特定教授の熱心なご指導と、学内外を問わず、たくさんの先生方や研究員の方々、学生の皆様からのご支援があってのことです。お世話になった皆様に厚く御礼申し上げます。小惑星探査機はやぶさが地球に帰還して話題となった2010年当時、私はまだ高校生で、隕石だけでは飽き足らず、「生」の石を宇宙から持ち帰ろうとした研究者の情熱に感銘を受けました。縁あって、その中でも最前線でご活躍されてきた土`山明教授のもとで研究ができることになり、当時テレビ越しに感じた「研究者魂」を身近に感じながら、自らの見聞を広めることができました。また、ほんの少しですが、高校生の時に憧れたこの分野に携わることができたことは、私にとってかけがえのない財産です。本学での経験を糧にして、これからも精進して参ります。

河野 颯さんのコメント

このたび、修士論文賞をいただき大変光栄に思います。本賞の受賞は指導教員の土`山先生をはじめとして、様々な方のサポートがあってのものです。お世話になりました皆様には心より感謝申し上げます。私は学部時代から専攻を大きく変えて地球惑星科学専攻に進学しました。当初は新しい分野で右も左もわからず、知識やスキルも無いに等しい状態でしたが、人一倍時間をかけながら日々の課題に取り組み、努力する姿勢をとり続けたことで結果的に良いものを得ることができたと思っています。また、私のテーマのような実験系の研究は“Try and Error”の繰り返しになります。その中で明らかになった事を抽出し、未知の領域を切り開いていくことの楽しさを知れたことは大きな収穫です。日々の研究やゼミでの議論、学会発表を通じて、2年前の自分と比べ様々な部分で成長できたかと思います。この2年間で培った経験を生かして今後も日々精進していきたいです。

葛立恵一さんのコメント

この度は、修士論文賞をいただき大変喜ばしく思います。学内外の先生方や研究室の先輩方など、研究生活でお世話になりました皆様のおかげで本賞の受賞に至ったことは間違いなく、皆様には深く感謝申し上げます。特に指導教員の河上哲生准教授には、研究内容はもちろん、研究の意義や科学者としての姿勢に至るまで数えきれない指導をいただくことができました。研究方針に悩んだこともありましたが、徹底して論理的な指導のおかげで課題を冷静に捉え研究を続けることができました。論理的に課題を乗り越えた経験は、他大学での分析や学会での発表などの経験と合わせて、今後の人生に役立つと確信しています。人間的に成長できた研究生活であったと実感しており、このような刺激的な環境で2年間を過ごせたことに深謝したいと思います。

過去の受賞者

過去の受賞者の情報は こちら をクリックすると閲覧できます。

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