京都大学 大学院 理学研究科 地球惑星科学専攻、理学部 地球惑星科学系

MENUMENU

修士論文賞

地球惑星科学専攻では、平成22年度より、優秀な修士論文を顕彰することを目的として、当専攻(分野)の教員が修士論文と発表会の内容を総合的に評価し、地球惑星科学専攻修士論文賞を授与しています。 これまでの受賞者と論文表題は以下の通りです。

令和7年度受賞者 NEW!

地球物理学教室

  • 乗杉 玲壽:不均質断層の複雑な挙動の再現と予測: マルチスケール断層構成則による現実的な地震のスケール則の再現と、AIを用いたモデル地震の予測
  • 佐藤 匠:拡張カルマンフィルターを用いた機械学習による地磁気永年変化推定
  • 小濱 瑞希:有限要素法に基づいて地殻変動・地上重力変化から推定された2015年桜島膨張イベントの圧力変動源

地質鉱物学教室

  • 金山 駿平:甲武信産複屈折ガーネットの対称性
  • 権藤 洸人:ザクロ石斑状変晶中に混在して包有される超高温変成を記録するルチルと記録しないルチルの形成過程―東南極セール・ロンダーネ山地ブラットニーパネの例
  • 山西 菜々子:Limited influence of bedrock strength on river profiles: the dominant role of sediment dynamics

写真:乗杉/野田(准教授)

写真:佐藤/藤(准教授)

写真:小濱/風間(助教)

写真:伊神(准教授)/金山

写真:河上(教授)/権藤/東野(助教)

写真:山西/成瀬(教授)

乗杉 玲壽さんのコメント

この度は名誉ある修士論文賞をいただき、誠にありがとうございます。大変光栄に思います。ご指導いただいた指導教員・共同研究者である野田博之准教授、金子善宏教授、Bertrand Rouet-Leduc特定助教、ゼミや学会などで研究に関して様々なアドバイスをくださった先生方、また切磋琢磨し合えた学生の皆様に深く感謝申し上げます。研究では、断層の複雑なすべり挙動を、構成則や予測可能性などの多面的な視点から解析することを試みました。研究を始めるまでは触れたこともなかった数値シミュレーションやAIモデルを自分で作成するところから始まって、国内外での学会発表や論文執筆などたくさんの新しい経験をすることができました。充実し成長できた2年間だったと思います。今後もこの経験を活かして精進して参ります。最後に、私が自由に研究に打ち込めたのは、常に支えてくれた家族や友人のおかげです。重ねて感謝申し上げます。

佐藤 匠さんのコメント

この度は修士論文賞をいただき、大変光栄に思います。ご指導くださった藤先生をはじめ、切磋琢磨し合える環境を支えてくださった研究室の皆様に心より感謝申し上げます。 本研究では、機械学習と物理を融合させた地球磁場の予測手法の開発に挑みました。手法の構築から論文執筆に至るまで、思い通りにいかないことの連続でしたが、国際プロジェクトでの共同作業や学会での対話を通じて、一つずつ課題をクリアしていくプロセスにやりがいを感じました。独学での実装やデータ解析など、地道な試行錯誤を重ねて成果を形にできたことは、非常に貴重な経験となりました。 4月からは新しい環境に身を置きますが、研究室で培った姿勢を大切に社会に貢献していく所存です。2年間、温かいご支援をいただき、誠にありがとうございました。

小濱 瑞希さんのコメント

この度は修士論文賞をいただき、大変光栄に思います。指導教員である風間卓仁助教をはじめ、これまで助言をくださった皆様に深く御礼申し上げます。本研究では、2015年8月15日に桜島で発生した山体膨張イベントを対象として、地殻変動と地上重力変化をモデリングすることで地下に貫入したマグマ密度を推定しました。研究を進めていく中で、限られたデータから正確にマグマ密度を推定できるのかという不安が常にありました。しかし、新たな計算手法を開発したりモデリング方法に創育工夫を凝らしたりすることで、最終的には密度推定がうまくいきました。地上で観測されたデータから地下の状態を把握することに学部生のころからあこがれていたため、それを達成できて本当に嬉しかったです。このような成果を挙げることができたのは、助言をくださった周囲の方々だけでなく、日々桜島の火山活動を監視されている皆様のおかげでもあると強く感じています。お世話になったすべての皆様に感謝申し上げるとともに、この経験を糧にして今後も精進していきたいと思います。

金山 駿平さんのコメント

この度は名誉ある修士論文賞をいただきまして、大変光栄に思います。本研究を進めるにあたり、ご指導いただいた三宅亮教授や伊神洋平准教授をはじめとする多くの方々に深く感謝を申し上げます。私は地球上に広く分布している鉱物であるガーネットの中でも、複屈折と呼ばれる通常のガーネットには見られない物性を示す複屈折ガーネットについて分析を行ってきました。 研究の過程では、多様な装置を用いる機会をいただくとともに、多くの先生方から貴重なご助言をいただき、大変充実した研究を進めることができました。 卒業後、研究生活で培った知見を活かして社会に貢献したいと思います。 改めまして、ご指導・ご支援いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

権藤 洸人さんのコメント

この度は修士論文賞をいただき、ありがとうございます。こうした形で学部4年からの取り組みが認められ、うれしいかぎりです。私は主に、南極の変成岩に含まれる「ルチル」という鉱物の産状や化学組成を細かく調べることを通して、研究を進めてまいりました。研究を始めて1年半は、これといった発見を得ることができず苦労をしました。それでも試料の観察を続けていると、すでにこれは観察し終えたと思っていたところから、新しく重要な発見が得られることがありました。つまり、私がまぬけにも見落としていたということですが、あるいは、重要なものごとの見落としは世の中にあふれているのかもしれない、とも思わされました。そうした気付きを与えてくれる地質学という学問の一端にふれることができ、光栄に感じています。最後になりましたが、私が研究を進めるにあたり、手厚い指導を施してくださった河上哲生教授ならびに東野文子助教には頭があがりません。また、学生生活を送るなかで親しく接してくださった皆さまにも、かさねて御礼申し上げます。

山西 菜々子さんのコメント

この度は修士論文賞を賜りまして、大変光栄に思います。ご指導いただきました成瀬元教授をはじめ、これまで支えてくださった皆さまに深く感謝申し上げます。私は岩盤河川において基岩盤強度が地形に及ぼす影響を検討することを目的に修士研究を進めてまいりました。研究では、観察力、発表力、記述力といった様々な能力が必要とされました。先生・先輩方のご指導や野外調査・学会発表の経験等から、研究能力を着実に伸ばしていくことができました。特に単独で述べ1ヶ月程の野外調査に赴いた際は、岩相を根気よく観察する力が育まれました。また熊の出没可能性のある山の中を一人で進んでいく中で精神力が鍛わりました。その他にも、海外の学会に2度参加したりと大変貴重な経験をさせていただきました。卒業後は大学院で学んだことを活かして社会に貢献できるよう精進致します。改めまして、ご指導・ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

過去の受賞者

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